【オススメ!ジョン・レノン(John Lennon)「GIVE PEACE A CHANCE」自画像】

こんにちは!《美術品・骨董品専門オークションサイト》サムライオークションスタッフ井戸です。

かの有名なジョン・レノンが描いたサイン付きの自画像となれば、ファンはぜひとも手にしたいと思うのではないでしょうか。

今回は、サムライオークションに出品中のジョン・ウィストン・オノ・レノン(John Winston Ono Lennon、1940年10月9日-1980年12月8日)が描いた作品を、ご紹介します。

《▼作品はこちらです》(出品者:マサレオsuZuki@なんでも鑑定団FAN)

ジョン・レノンは、イギリス出身のシンガーソングライター・ギタリストです。ビートルズにおいてヴォーカル・ギターなどを担当し、レノン=マッカートニー名義で作詞・作曲をしていました。ビートルズ解散後はソロとして活動し、主に小野洋子さんと活動していました。

1965年にMBE・大英帝国第5級勲位を受賞しましたが、のちに英国のベトナム戦争支持を理由に返上しました。

ジョン・レノンが反戦運動を熱心に行っていたことや、親日家だったということも有名ですね。

今回ご紹介している作品は、ジョン・レノンがソロ活動を開始して、間もない頃に描いたものと思われます。

1969年にジョン・レノンがプラスティック・オノ・バンド名義で発表した、ソロ・デビュー曲「GIVE PEACE A CHANCE」の文字も入っています。
自画像だけでなく、小野洋子さんも描かれており、貴重な作品といえるのではないでしょうか。

ジョン・レノンの味があるカラフルなイラストが、お部屋の雰囲気を変えてくれそうです。
来客者とこの絵を通して、話が弾むなんてこともあるかもしれませんね。

気になった方は、ぜひサイトでご確認ください。

【オススメ!SHOWCASE:鬼原素俊の『蝉』】

こんにちは!《骨董・美術品専門のオークションサイト》サムライオークションです。

ユーチューブを覗いていますと、写真のようなスーパーリアリズムのイラストを描くアーティストの皆さんが、制作工程を公開して称賛の声を集めています。確かに桁外れに高い技術を持っていますし、また書くスピードも速くて驚きます。

さて、人の心を感動させるのが写真のような絵画だとすれば、その制作工程の驚嘆を抜きにすれば、完成した観賞用の作品としては写真で良いのではないか、とひねくれたことも思ってしまいます。

写実主義の魅力、写真との違いについては、また別の機会に考えてみたいのですが、今回は鬼原素俊(きはら・そしゅん/1902〜1978年)の『蝉』をオススメ作品としてピックアップします。

《▼作品はこちらです》(出品者:マサレオsuZuki@なんでも鑑定団FAN)
鬼原素俊:「蝉」/金泥 肉筆 扇面 紙本・合箱

この蝉のリアリティは、いかがでしょうか? 近くに寄りすぎてはいけないのです。印象派の絵画もそうですが、鑑賞に適した距離があるのだと思います。こちらの『蝉』については、2メートルほどでしょうか。夏の茶席は涼しげに振る舞うのが作法のようですが、客人が床間を見て、一瞬ぎょっとしてから微笑む様子が想像できる面白さですね。

近くで見ればこの蝉は、それほど描き込まれているわけではありません。それが、適正な距離感で見るとまるで今にも鳴き出しそうなリアリティ。お茶を嗜まれる方が、夏のお茶会だけに引っ張り出して使うのではもったいないです。印象主義絵画の好きな方には、ぜひオススメしたい一品です。

サムライオークションには、この他にも五感を刺激する作品が出品されています。

美術ファンの皆さま! ぜひサムライオークションの作品ページをご覧ください。

棟方志功を知ろう!

棟方志功(むなかた しこう、1903年(明治36年)9月5日〜1975年(昭和50年)9月13日)は、日本を代表する板画家の1人であり、20世紀の美術を代表する世界的巨匠の1人でもあります。

1903年(明治36年)9月5日に青森県青森市で生まれ、少年時代から絵が好きだった棟方志功は、18歳の時に見たゴッホの絵画「ひまわり」に感動し、「ゴッホになる」と芸術家を目指したそうです。

21歳で東京に上京し、油絵の道を目指すも、コンクールに落選する日々が続きます。そして、彼は新しい道を模索し始めた時に出会ったのが、板画(版画)の道でした。

30代で自分の作品が売れ始め、大作「釈迦十大弟子」などを制作。

40代では、ルガの国際版画展で優秀賞を受賞するなど数多くの受賞歴を作りました。

50代では、サンパウロ・ビエンナーレで国際版画大賞を受賞したり、ベネチア・ビエンナーレで国際版画大賞を受賞したりし、一気に世界のムナカタとして脚光を浴びました。60代では、自伝「板極道」を出版したり、横27m縦1.7mという世界最大の版画「大世界の柵」を完成させ、文化勲章を受賞しました。

70歳のときには、版画と肉筆画を融合させていったのですが、72歳でその生涯を閉じます。

現在でも、海外からの人気も高く、世界中にコレクターもたくさんいます。サムライオークションでも、棟方志功の「鬼ごっこ」が販売されています。是非そちらもチェックお願いします。

《▼作品はこちらです》(出品者:マサレオsuZuki@なんでも鑑定団FAN)

【オススメ!SHOWCASE:中島多茂都の『冬山』】

こんにちは!《骨董・美術品専門のオークションサイト》サムライオークションです。

オススメ作品のご紹介シリーズ、今回の一品は、中島多茂都(なかじま・たもつ/1900〜1970年)の『冬山』です。

《▼作品はこちらです》(出品者:マサレオsuZuki@なんでも鑑定団FAN)
中島多茂都:「冬山」/紙本 肉筆

中島多茂都は、静岡県出身。前田青邨(まえだ・せいそん/1885〜1977年)に師事し、その後、院展を中心に出品を続け、戦後にはその独特の点描画が受け入れられ『伊豆の玄岳』や『仙石原村』など、数々の受賞を重ねていきます。

カラフルな点描ばかりではなく、墨で描かかれた作品も人気が高く、特に晩年は山を多く描いています。今回の出品作品『冬山』も、地元の静岡でしょうか、日が落ちたばかりの雪山の風景が、やわらかなタッチで描かれています。

冬山というモチーフもそこから醸し出されるおだやかな雰囲気も、一般的なご家庭のリビングに違和感なく飾ることができます。床間がなくても、表具を自分で横位置にアレンジすればOK! モノトーンの日本画をテーブルの近くに掛けてみれば、新鮮な気分になること間違いありません!

興味のある方は、ぜひともご入札をお願いいたします!

サムライオークションには、個性的な書画・掛け軸がたくさん出品されています。お値打ち品も多いので、ぜひ作品ページにアクセスしてご確認ください。

【たおやかな日本女性の美】

こんにちは!初心者大歓迎の《骨董・美術品専門オークションサイト》サムライオークションスタッフA.Nです。

今回ご紹介するのは尾竹国観「海女」絹本掛け軸です。

尾竹国観(おたけ こっかん、明治13年(1880年)4月21日 – 昭和20年(1945年)5月20日)は、実兄の尾竹越堂、尾竹竹坡とともに活躍し、「尾竹三兄弟」の末弟として著名な浮世絵師、日本画家です。

彼は生活を支えるために少年時代から絵を売っていた苦労人。その天賦の画才が認められ、高橋太華や小堀鞆音に弟子入りし、歴史画を学びます。日本美術協会展など主要な展覧会で入選を重ね、生時より画壇に評価されていました。

若い頃は薬の広告画を、後半生は雑誌や教科書の挿絵をよくし、現実の中で美術を追求した人物と言えましょう。

さて、尾竹国観の画風といえば、歴史物、女性美を豊かな彩色で描いた作品です。

国観が描くのは、伝統的な女性美。白い肌に柔らかな黒髪。切れ長の目、通った鼻筋、小さな口はいたって涼しげです。

こうした伝統的な女性感を踏襲しながらも、今回紹介する作品「海女」の二人の女性(姉妹だろうか?)は絶世の美女ではありません。

ひどく寂しげな表情と色味を抑えた波の満ち引き、女性よりくっきりとした線で描かれた松の存在感が、ひなびた風情をひしひしと伝えてくる。この全体に纏う寂しさが本作品の特徴といえよう。荒れた海では潜れず悲しげな妙齢の美しい海女。思わず抱きしめたくなる。

《▼作品はこちらです》(出品者:マサレオsuZuki@なんでも鑑定団FAN)

【オススメ!SHOWCASE:登内微笑の花鳥画】

こんにちは!《骨董・美術品専門のオークションサイト》サムライオークションです。

サムライオークション出品のオススメ作品のご紹介、今回は〈ほほえみ〉という素敵な雅号の日本画家、登内微笑(とのうち・みしょう/1891〜1964年)です。

《▼作品はこちらです》(出品者:マサレオsuZuki@なんでも鑑定団FAN)
登内微笑:紙本 肉筆・共箱 二重箱

今回の作品のオススメポイントは〈飾りやすさ〉です。骨董・古美術品を積極的に生活に取り入れて、少しでも皆さんの日々の生活に貢献したいと願うサムライオークションでは、お値打ち価格で落札した作品をぜひご自宅で実際に飾って、日常生活の中で楽しんでいただきたいのです。そのため、今回のピックアップについては、骨董・古美術品の楽しみ方がまだよくわからないビギナー目線で、作品をセレクトさせていただきました。

登内微笑は、幼少期を長野県手良村(現在の伊那市)で過ごしました。1925年に京都私立絵画専門学校を卒業し、当時の京都画壇の大御所、菊池契月(きくち・けいげつ/1879〜1955年)に師事。学生時代の1920年には、第2回帝国美術院展覧会(帝展)で『奈良の作』が初入選となるなど早くからその才能が注目されていました。その後も帝展では第6回『歓喜光』、第8回『多武之岸春雪』が特選となっています。詩情豊かな『多武之岸春雪』は、当時の日本画壇としては新味のある新しさを感じる作品だったのだと思います。

今回の出品作品は、生花でしょうか。アレンジされた桃の花の描写には、無駄な線がなく、鑑賞者の視線は小さな花の美しさに自然とフォーカスされていきます。床間のあるお宅でしたら、このままでももちろん飾れますし、表具をアレンジして横位置のバランスにすれば、玄関やフローリングの洋間にも合わせやすいと思います。

ご両親や、または大好きなお爺さんお婆さんのお家に、お小遣いを使ってプレゼントしても良いのではないでしょうか。ぜひ作品紹介ページにてご確認ください!

【初心者のための骨董・古美術用語シリーズ!】

こんにちは! 初心者大歓迎の《美術品・骨董品専門のオークションサイト》サムライオークションです。

美術品、骨董品の基本用語について、不定期にご紹介しています。今回は、書画以外に対する古美術用語をいくつかピックアップしました。ご参照ください。

【自在置物:じざいおきもの】

日本の金属工芸の一分野。鉄や銅、銀などの金属を素材に、鳥、魚、昆虫、龍、海老、蟹などを精巧に再現した置物のこと。大きさはさまざまあり、体節・関節を本物のように自由自在に動かせるところからこの名称で呼ばれるようになりました。そのルーツは、江戸時代に甲冑職人が造り始めたものと考えられています。

・使用例→『これだけ質の高い自在が出てくるとは珍しい』など。

【芝山細工:しばやまざいく】

漆工芸のひとつの技法、またはその作品を指します。象牙、産後、べっ甲、貝などに彫刻を加え、漆器や漆塗りの衝立や屏風などの地板にはめ込んで、花鳥風月や人物などを表現します。明治時代には、輸出品として盛んに制作されました。上総芝山村(現在の千葉県芝山町)の大野木専蔵が始めた〈芝山象嵌〉からこの名称がつけられました。

・使用例→『この芝山細工の置物は、文化財クラスだね』など。

【自鳴琴:じめいきん】

オルゴールのこと。19世紀にスイスで手回し式のものが作られるようになり、その後世界的に広がっていきました。日本にも19世紀に輸入され、自鳴琴と和訳されました。19世紀から20世紀初頭にかけて作られたものは、コレクターによって高値で取引されているものもあります。

【洒落本:しゃれぼん】

江戸時代の通俗小説のジャンルのひとつ。遊郭での遊びについて書かれたものが多く、粋を理想として遊女と客の駆け引きが描かれたり、野暮な客を笑う内容が中心。一般に半紙四つ切サイズで、大きさがコンニャクに近かったことからコンニャク本とも呼ばれました。

【道具:どうぐ】

骨董・古美術の世界では、書画を除いた古い器物全般を指します。主流は、茶道具ですが、陶磁器、漆器の他、木・竹・金属・石・ガラス・象牙などの素材によってつくられた器物、彫刻作品全般のことを道具と総称します。

サムライオークションは、美術品・骨董品ビギナーを応援しています!

【アーティストのリアルな制作現場を感じる映画】

こんにちは!《美術品・骨董品専門のオークションサイト》サムライオークションです。

アーティストの人生を描いた映画作品は多数あります。ピカソ、モディリアーニ、ゴッホ、ポロック、ウォーホルなどなど、ドキュメンタリーにも魅力的な作品が多いですね。実在の作家を描いたものであれば、ファンはもちろんのこと場合によってはアンチの人に対しても興味はひきますし、興行的に成立しやすそうです。

ただ今回は、全く架空の作家とモデルとの限りなくリアルな、制作現場を舞台にした映画タイトルをご紹介したいと思います。1991年公開のフランス映画《美しき諍い女》です。

若く美しい女性と出会った往年の大作家が創作意欲をかきたてられ、集大成となる作品制作に取り組んでいくといった流れで、主人公の風貌も含め少しピカソを彷彿とさせるのですが、実は全く関係がなく、原作はバルザックの《知られざる傑作》という短編小説です。表現者の狂気を描いているという意味では、芥川龍之介の《地獄変》などが近いカテゴリーかもしれません。

そして、この映画の見どころは、作品の約半分を占めるアトリエでの制作シーンなんです。オリジナル版は、4時間を超える長い映画。スケッチブックの上を走るペンの音、デッサンをする時の木炭がたてる音、水を含んだ絵筆が滑る音など、それらをBGMとして聞きながら、黙々とキャンバスに向う画家の手元と、描かれていく作品を鑑賞する、そんな映画です。

この映画の本来の中心的なテーマは、老いや人生、才能、夫婦や変化する人間関係などでしょうが、まっさらなキャンバスへの下書きから撮っていますので、画材の使い方やデッサンの勉強にもなります。抑揚があまりない静かな映画ですが、アーティストの意識や創作現場を垣間見ることができるので、アートファンの皆さまにはオススメです。

モデルを演じる若きエマニュエル・ベアールも必見です。機会があれば、ぜひご覧になってください。

【オススメ!SHOWCASE:酒井三良の《海の香》】

こんにちは!《美術品・骨董品専門のオークションサイト》サムライオークションです。

アートの楽しみや効用は、さまざまあると思いますが、時にほっこりとした温かい気持ちにさせてくれる、そんなコメディー映画のような作品があります。

サムライオークションに出品中の日本画家、酒井三良(さかい・さんりょう/1897〜1969年)の《海の香》はそんな一品です。

《▼作品はこちらです》(出品者:マサレオsuZuki@なんでも鑑定団FAN)

酒井三良(さかい・さんりょう/1897〜1969年)は、福島県生まれ。1911年に上京し東京の中学へ入学、18歳で日本美術院の研究生となり、本格的に絵の勉強を始めました。

1919年に第2回国画創作協会展で《雪に埋もれつつ正月はゆく》が入選。1921年には、第8回院展で《災神を焼く残雪の夜》が入選し、画壇でその名を知られるようになります。自らの評価を高めたこれらの作品は、故郷福島の生活文化を現したものですが、厳しい自然とともにある農村の暮らしが詩情豊かに描かれ、やはりどこか温かみを感じさせてくれます。

1946年、戦後すぐに横山大観の別荘があった茨城県五浦に移り住み、約8年間太平洋に面した場所で暮らした酒井三良。今回サムライオークションに出品されているのは、そんな海辺の生活をイメージさせる作品です。描かれているのは、蛸と貝とヒトデ。どこか楽しげでコミカルでもあり、思わず笑みがこぼれます。

フローリングのリビングにも、しっくりくるテイストとサイズ感。ご自宅に、いかがでしょうか? ただいまオススメの一品です。気になった方は、ぜひサイトの紹介画像にてご確認ください。

【オススメ!SHOWCASE:鶴岡義雄作《マルチーヌ》】

こんにちは! 初心者大歓迎の《骨董・美術品専門のオークションサイト》サムライオークションです。

『美人は3日で飽きる』という、今ではなかなかオフィスでは発せない、刺激的な提言があります。それでも世の男性諸氏は、美人に吸い寄せられていくもの。恐らく、遺伝子に刻み込まれているのでしょう。

しかしながら、アート作品ではどうでしょう。これは、議論の分かれるところかもしれません。美人の定義も時代によって変わりますし、個別作品をとってその魅力を美人という変数で評価するのも、なかなかに難しそうです。

それでもやはり美人が好き、という皆さまにオススメの作品をご紹介します。ただいまサムライオークションへ出品されている、お値打ち作品。

洋画家、鶴岡義雄(つるおか・よしお/1917〜2007年)のリトグラフ《マルチーヌ》です。

《▼作品はこちらです》(出品者:マサレオsuZuki)

父親は義太夫の名手、母親は三味線の師匠、芝居小屋や映画館を経営する芸能一家に生まれます。高校時代に絵画に目覚め、画家を目指すように。日本美術学校に進学し、林武(1896〜1975年)に師事して洋画を学びました。

戦時中は、風景・人物描写が多かったようですが、50年代からシュルレアリスムやキュビズム風の作品に取り組み、その後、北米や西欧諸国を旅して、独自の構図・配色による風景画を多数制作。

73年からパリにアトリエを構え、代表作であるマドモアゼル・シリーズが誕生します。このサムライオークションへの出品作品は、原画が1973年に制作されたもの。56歳にして、新しい表現スタイルを追求していた時代だったと想像できます。

耽美主義的な妖艶さを持った女性の眼差しには、何か強い力も感じます。シースルー風に見えるドレスは、エロティックでもあり、眺めていて飽きない一品です。

サムライオークションでは、飽きの来ない素敵な作品を大募集しています! どうぞ、ご活用くださいませ。