こんにちは!《美術品・骨董品専門のオークションサイト》サムライオークションです。
アートの楽しみや効用は、さまざまあると思いますが、時にほっこりとした温かい気持ちにさせてくれる、そんなコメディー映画のような作品があります。
サムライオークションに出品中の日本画家、酒井三良(さかい・さんりょう/1897〜1969年)の《海の香》はそんな一品です。
《▼作品はこちらです》(出品者:マサレオsuZuki@なんでも鑑定団FAN)
酒井三良(さかい・さんりょう/1897〜1969年)は、福島県生まれ。1911年に上京し東京の中学へ入学、18歳で日本美術院の研究生となり、本格的に絵の勉強を始めました。
1919年に第2回国画創作協会展で《雪に埋もれつつ正月はゆく》が入選。1921年には、第8回院展で《災神を焼く残雪の夜》が入選し、画壇でその名を知られるようになります。自らの評価を高めたこれらの作品は、故郷福島の生活文化を現したものですが、厳しい自然とともにある農村の暮らしが詩情豊かに描かれ、やはりどこか温かみを感じさせてくれます。
1946年、戦後すぐに横山大観の別荘があった茨城県五浦に移り住み、約8年間太平洋に面した場所で暮らした酒井三良。今回サムライオークションに出品されているのは、そんな海辺の生活をイメージさせる作品です。描かれているのは、蛸と貝とヒトデ。どこか楽しげでコミカルでもあり、思わず笑みがこぼれます。
フローリングのリビングにも、しっくりくるテイストとサイズ感。ご自宅に、いかがでしょうか? ただいまオススメの一品です。気になった方は、ぜひサイトの紹介画像にてご確認ください。