【世界最大の絵画、慈善オークションで67億円!】

こんにちは! 初心者大歓迎の《骨董・美術品専門のオークションサイト》サムライオークション、スタッフの利休です。

先日UAEのドバイでイギリス人アーティスト、サシャ・ジャフリさんの作品がチャリティー・オークションに出品され、6200万ドル(約67億円)で落札されました。作品名は『The Journey of Humanity(人類の旅)』。キャンバスに描かれた世界最大の絵画としてギネス認定されています。

作品の大きさは、1595.76㎡。ちょっとピンときませんが、使われている絵の具は約6300リットル。サッカーコート約2面、バスケットボールコートだと4面分に相当する広さのようです。当初は、70枚に分割して6つのオークションハウスに出品される予定だったそうですが、世界最大の絵画として1枚で出品した結果、予想の2倍の価格で落札。ドバイ在住で仮想通貨のビジネスを手掛けているフランス人実業家、アンドレ・アブドゥーヌさんが一括で購入したようです。

サシャ・ジャフリさんは作品制作を通じた慈善活動によって、既に6000万ドル以上の寄付金を集めているようで、この作品もUAEを拠点とする世界的な慈善団体と大手リゾートホテル、UAEの行政府とのコラボによって実現しています。世界中の貧しい地域に住んでいる子ども、新型コロナウィルスパンデミックの影響を受けている子どもたちの生活支援のために、売上金はユニセフやユネスコなどの団体に寄付されるそうです。 ジャフリさんの作品は、英国王室メンバーやオバマ元米国大統領、ジョージ・クルーニーなどのいわゆるセレブな人々がコレクションしているようです。長い年月を通じて涵養されてきた、欧米のチャリティー文化が背景にありますが、美術作品の持ちうる力として精神面の効用だけではなく、経済的な実践力も現実として持ちうるのだなあと改めて感じます。

【技術が生み出す新時代アート市場】

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この3月、オークションハウスのクリスティーズで、デジタルアートが6935万ドル(約75億円)で落札されました。作品は、Beeple(ビープル)と呼ばれるアーティストのデジタルコラージュ『The First 5,000 Days(最初の5,000日)』。コラージュには、14年間毎日公開し続けていた作品が使われているようです。

作品そのものもユニークですが、まずは歴史あるクリスティーズが初めてデジタルアートを取り扱ったことが画期的なニュースです。そして、2月25日に100ドルからスタートした入札が3月11日の最終日に75億円を超える金額で落札されたこと、その落札者が仮想通貨ファンドの経営者だったこともとても興味深いです。

リアルな美術作品にもさまざまな真贋論争があります。ましてや複製がしやすいデジタル技術によって創作されたデジタルアートは、どのように本物であることが証明されるのか。それを可能にしているのが仮想通貨の基盤技術となっている『ブロックチェーン(分散型台帳)』です。

ブロックチェーンは、仮想通貨(=デジタル資産)の所有者を特定するための技術。そのため全ての仮想通貨の成立基盤となっています。つまり、無制限に複製可能なデジタルコンテンツの真正性や、所有権を証明することができるこの技術が、アート作品に応用されたわけですね。

このようにブロックチェーンを活用して所有権が保障されたデジタルコンテンツは、NFT(非代替性トークン)と呼ばれ、映像、音楽、ツイッターへの投稿など、あらゆるデジタルコンテンツの唯一無二性を証明できるため、アメリカでは既に多くの商用利用がはじまっているようです。 報道によれば、『The First 5,000 Days』の落札を最後まで争っていたのは仮想通貨『トロン』の創設者だったのだとか。ブロックチェーンを熟知し、アート作品を含むデジタルコンテンツの未来について精通している人物達だったからこそ、デジタルアートの未来を信頼し、高額の落札を争えたということなのだと思います。

【自由な社会と骨董ライフ】

こんにちは! 初心者大歓迎の《骨董・美術品専門オークションサイト》サムライオークションスタッフの利休です。

何が緊急事態だかよくわからない宣言が発出されましたが、感染者数は下げ止まりしています。諸々を真面目に自粛している人間にとっては、ストレスも相当溜まっています。お隣の大国はコロナを早々に抑え込み、既に日常が戻っているようで、独裁国家や監視社会の方が、人権はなくてもどこか優れているところもあるのかなと考えて、ジョージ・オーウェルの『1984』を思い出しました。

1984年のディストピアを描いたこのSF小説(1949年刊行)には、超監視社会がリアリティーある筆致で描かれています。現代社会の孤独や恋愛、社会正義や政治的抑圧など、幅広いテーマが描かれているロングセラー小説なので、未読の方にはぜひオススメしますが、ストーリーの中に骨董屋が出てきます。主人公が最初にそこを訪れた時、珊瑚を使ったガラス細工のペーパーウェイトやシルクスクリーンの版画を見て、『美しい』とつぶやきます。

小説の舞台は戦時中であり、本当の緊急事態宣言下の社会です。食べ物や日用品も極端に制限され、自由な発言もできず行動も思考も監視されています。街はずれのスラム街、特殊なエリアにある誰も寄り付かないその骨董屋の主人は、主人公に世界からはとっくに『美しい』という言葉も、『美』そのものも失われたと思っていたと語ります。 作者の表現力の高さだと思いますが、読みながら息苦しくなるような、恐怖を感じる緊迫した小説世界にどっぷり浸かっていると、その骨董屋のセリフがすとんと腹落ちするのです。そして、確かに骨董や美術の楽しみは、自由があってこそのものだなあとしみじみ思えます。自由な社会だからこその骨董ライフ。多少のまどろっこしさはあっても、今の暮らしに感謝しながら楽しみたいと思います。

≪なるほど 納得!ネット オークション。≫

オークション で、スタート価格の 設定には、“2通り”しかありません。

つまり“2択”です。

希望落札価格 以上から スタートするのか、それとも、希望落札価格 未満から スタートするのか。

当然ながら、スタート価格は 低いほど、入札数は 伸びるでしょう。

入札が競えば、落札価格は 予想以上に 跳ね上がる 可能性があります。

しかし その逆に、入札が競わなければ、希望落札価格に届かずに 落札されてしまう 可能性もあります。

スタート価格を 希望落札価格 以上に設定すれば、入札は、入りづらくなります。

落札されるまでに、時間を要する場合もあります。

しかし この場合には、希望落札価格 以下で 落札される事は、絶対に無くなります。

また 商品次第では、入札を競い合って、落札価格が 跳ね上がる事もあります。

あなたの出品する商品を 欲しい人は、必ず存在します。

根気が あれば、必ず売れます。 ネット オークション に、出品してみましょう。

【骨董・美術品とインテリア雑貨の違い】

こんにちは!《骨董品・美術品専門のオークションサイト》サムライオークションスタッフの利休です。

在宅時間が増えて家の中を見直し、断捨離する人が増えているようです。お住まいの中を見直して、少しでもお金になりそうだと思えばフリマアプリで手軽に不用品を販売できる時代。ネット上にはあらゆる物が出品されていて、世の中の動きを感じます。

売りに出されているのはアパレル関係が多い印象ですが、中には額装されたインテリアアート作品やオブジェの類もあります。ただそれらの多くは、サムライオークションに出品されている作品とはニュアンスが少し異なるように感じます。その違和感は、どこから来るのでしょうか?

骨董、あるいは美術品とインテリアアートの差は、単純に骨董・美術市場で販売できるかどうかだと思います。少なくともフリマアプリ誕生以前はそうでした。自宅で個人が楽しむのであれば、自分が書いた絵や撮影した写真でも全く問題ありませんし、立派なインテリアアートです。ただ、プロの市場で売買される対象にはなりません。

その作品が個人の主観的な価値観だけではなく、客観的な評価基準を持っていなければ、いわゆるプロの市場で販売されることは基本的にありません。逆に客観的な評価が可能な作品は、何度でも市場に流通してきます。

ただ、インターネットテクノロジーの発達で、新しいシステムの市場が生まれてきていることも事実です。あらゆるものがデータ化されていく世の中なので、客観的な評価基準が担保されるしくみさえあれば、またさらに進化した新しい骨董・美術品の市場ができることもあるかもしれません。 サムライオークションは、骨董・美術品を皆さんのもっと身近にすることを目指して、新しい取り組みにも挑戦していきたいと思っています!