【やまと古民具骨董市】

こんにちは!《骨董品・美術品専門のオークションサイト》サムライオークションスタッフの井戸です。

先日、”やまと古民具骨董市”へ行ってきました。
コロナ前は約300店舗が出店する催事でしたが、現在は半数ほどに減らし今年の6月から再開。大和駅前に賑わいを取り戻しています。

初めての訪問だったのですが、朝から夕方まで人が絶えることはありませんでした。天候に恵まれ駅前ということも大きな要因とは思いますが、一般のお客さんの多いこと多いこと。
言うなれば”神奈川版大江戸骨董市”とでも言いましょうか。古道具から古裂、生活骨董、アンティーク品と幅広いラインナップが並んでおり似たような雰囲気を感じます。

知り合いの業者様のブースに少し立たせてもらいました。
品を手に取り感触を確かめ、生活で実際に使う姿をイメージ。(このイメージする時間が贅沢な時間だと私は思います)「これだ」というような表情を浮かべられ購入されていくお客さんたち。
モノとの出会いを沢山見届けさせていただき有意義な時間です。商売人冥利に尽きます。

また、当たり前のことかもしれませんが、お客さんも出店業者さんもお互いが「ありがとう」という感謝の言葉を交わすシーンが多く見られました。
普段の生活でこれを実際にできていない人って多いと感じています。
そんな当たり前が自然に出てくる暖かい催事を体感し、”やまと古民具骨董市”が好きになりました。

毎月第3土曜日に開催されており、急行を使えば新宿から40分程で到着します。まだ行ったことがない方も是非”やまと古民具骨董市”に足を運んでみてください。

サムライオークションも更に活気づくように邁進して参ります。サムライオークションはこちら

【美術品を買って節税できるのか?減価償却可能な100万円のライン】

こんにちは!《骨董品・美術品専門のオークションサイト》サムライオークションスタッフの利休です。

会社の応接室に絵画が飾られていたり、社長室に高そうな掛け軸や壺があったりと美術品を飾っている会社や企業はたくさんあります。これらは単純に社長の趣味や見栄だけで飾っているのでしょうか?答えはNoです。美術品を買う理由としては、「節税になるから」というのが正しいかもしれません。

美術品を買えば節税になるのか?

答えはYesです。自分のプライベート用ではなく、会社に飾るものであれば経費として勘定できます。

美術品の価値が100万円以上か以下かで償却方法が変わる

原則として、1点100万円未満の美術品であれば「減価償却する」となります。また、1点100万円以上の美術品であれば「減価償却しない」となります。例外パターンとして、価格に関係なく「時の経過によって価値の減少がしないと明らかなもの」は減価償却しないとなり、「時の経過によって価値が減少することが明らかなもの」は減価償却することができます。

補足:「時の経過によって価値の減少することが明らか」とは

・会館のロビーやホールなど不特定多数の人が利用できる場所の展示品

・移設困難で当該用途のみで使用すること

・転用する場合に美術品として市場価値が見込まれないもの

上記3点をすべて満たすものとなります。

美術品の耐用年数

室内装飾品として主に金属製のもので15年、その他のものは8年で減価償却していきます。

以上手短に書かせていただきました。節税対策でアート作品を購入するのも良いですが、やはり気に入った作品に出会い思いを巡らせ浸っていくのが一番な気がします。皆様もサムライオークションでお気に入りを見つけてみてください。サムライオークションはこちら

【なぜ再びレコードが密かなブームになっているのか】

こんにちは!《骨董品・美術品専門のオークションサイト》サムライオークションスタッフの利休です。

今から約40年前の1980年には、レコードとカセットテープで音楽を聴くのが普通でしたが、1980年代後半にはCDの登場で主役の座を奪われました。現在はサブスクリプションやストリーミングでスマホで聞く時代になり、CDすら売れない状況となっています。

そんな中、密かに再ブームになっているのがレコードです。 参考までにアナログレコードの生産額の表を載せておきます。

なぜ近年密かな再ブームとなっているのでしょうか。特に20代30代などのレコード全盛期を知らない世代への人気が高いようです。

・コレクションとして

レコード自体を一つの「コレクション」として考えている人たちがいます。今流行りの無形の音楽データよりも有形であるレコードの方が魅力に感じるということでしょう。

・音質が違うため

レコードはCDやストリーミングで配信されている音楽とは音質が違うようです。レコードの方が広範囲の周波数を拾っているため、より生演奏に近い音楽を聞くことができます。

・インテリアとして

近年レコード会社が若者に向けてビンテージ風のレコードプレイヤーを作成しています。音楽を聞くだけでなく、インテリアとして飾ってファッションアイテムのような形で楽しめるのも一つの魅力です。

・所有感を大切にしたいため

現在のスマホで聞ける音楽は無形のため、所有するものが一切ありません。それに対してレコードは自分だけのモノとして所有できます。 「個人の所有物」ということで、スマホの音楽にはない満足感や達成感などを味わうことができるようです。

私も特定のジャンルのレコードを買って聴いています。ジャケット映えを用いてインテリアとするのもいいですが、やはりアナログならではの音を各世代共有したいですね。

サムライオークションでは、レコードの出品もお待ちしております。サムライオークションはこちら

【こんなに簡単!スマホで写真の編集をしてみよう】

こんにちは!《骨董品・美術品専門のオークションサイト》サムライオークションスタッフの井戸です。

過去の記事にて、【意外と知られていない出品代行業者の存在。ネットでの出品がわからない方・面倒くさい方必見】を公開しておりますが参考になりましたでしょうか。今回は「出品代行業者に依頼する余裕がない」「写真を撮って出品するのが面倒」「撮った写真の編集ができない」という方に向けた記事を書いてみました。

では、早速いってみましょう!

近年はスマホ(iphone)で撮った写真のクオリティが非常に高くなっています。なので、わざわざ高価なカメラを購入しなくてもお手持ちのスマホでハイクオリティな写真が撮れるのです。また、写真の編集=専用のアプリやソフトが必要と思いがちですが、スマホに内蔵されている編集機能でも充分に出来の良い写真に編集できます。

じゃあ、編集はどうやるの?

実際にご説明します。(※各メーカーにより操作はことなります。今回はiphoneを元に説明しています。)

被写体をパシャリ

出品するにはもう少し見映えを良くしたいですよね。 そんなときは、写真フォルダから対象の画像に入り、右上の編集(赤丸部分)をタップします。

画像の傾きが気になるので、「最下部右」の“トリミング”アイコン(赤丸部分)で編集していきます。

画像下のアイコン、左から”傾き補正” ”縦方向補正” ”横方向補正”です。メモリを左右にスクロールする(動かす)ことによって調整ができます。

各所傾きをいじってみましたがどうでしょうか。少しはバランスが取れたと思います。

次に背景が広くて気になるので要らない部分はカットしてしまいます。画像の白枠線を動かします。すると…

不要な背景がカットされ、被写体をより近くに寄せることができました。いい感じだと思います。でも、何か色合いが暗くてパッとしないですね。そんなときは「最下部左」の”エフェクト”アイコン(赤丸部分)で編集していきましょう。

各所エフェクト(色合い)をいじってみましたがどうでしょうか。光を白く飛ばしてしまった感じも否めないですが、暗さはなくなり、見映えが多少良くなりました!

編集を完了したい場合は右下のチェックマークをタップして終了となります。

長くなりましたが、このような流れで簡単に編集が可能となります。紹介したもの以外の機能も触れてどんな効果があるのか試してみるのも発見となり面白いかもしれません。あなただけの画像編集で他の人とは一味違う写真で出品してみてください。

サムライオークションでは古物商許可証を持った方なら誰でも出品が可能となります。皆様のご利用、心からお待ちしております。

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【骨董品には保険がある?万が一に備えて大切なモノを守る】

こんにちは!《骨董品・美術品専門のオークションサイト》サムライオークションスタッフの利休です。

近年、保険は色々な種類が増えてきています。例えば、ゴルフ保険、スマホ保険、結婚式保険、レジャー保険など細かいシーンまでたくさん保険がかけられるようになっています。

そこで気になるのは、骨董品や美術品にかけられる保険はあるのか?ということです。高価な骨董品や美術品を壊してしまった場合や火災で無くなったりした場合に対応してくれる保険はあるのでしょうか?今回は骨董品や美術品に対する保険について記事にしていきます。

まず始めに皆さんがパッと思いつくのは、家財保険に入っていれば大丈夫なんじゃないか?ということです。家財保険には、家具や家電、寝具、本、自転車などが含まれます。しかし、基本的な家財保険は1点当たり30万円を超えるものを対象外としています。そのため、骨董品や美術品は補償対象外になってしまいます。上限100万円のプランもありますので、保険ごとによって確認しましょう。

では、骨董品や美術品をしっかりと補償してくれる保険は何かというと「動産総合保険」というものです。これは、家財保険では対象にならないモノをピンポイントで補償してくれる保険となっています。そのため、骨董品や美術品には最適な保険となります。先ほど家財保険で挙げた30万円や100万円という上限はなく、火事や落雷といったものに対応してくれるだけでなく、盗難や配送中の事故、不注意による破損などでも補償対象となる場合が多いです。 保険料は高い傾向にありますが、高価な骨董品や美術品をしっかりと補償してくれる安心感があるので、高価な骨董品や美術品がある方は検討しても良いかもしれません。

我々サムライオークションの母体は保険代理店、株式会社エヌ・エフ・エーです。当記事の内容に関わらず保険で困ったことや見直し、新規などございましたら、是非お問合せ下さい。弊社HPはこちら

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【骨董・美術品の評価方法はとても難しい】

こんにちは!≪骨董品・美術品専門のオークションサイト≫サムライオークションスタッフの利休です。

絵画の価値を知る方法の一つに「美術年鑑」という本があります。美術年鑑に載っている参考価格を見れば大体は分かりますが、あくまで参考価格であり保存状態が完璧な場合です。所有しているからといって必ずしもその価値があるとは限りません。

所有物をお金で評価することに長けている税務署職員たちも美術品の評価は分からないという事例があります。とある相続税の税務調査で1億数千万円で購入された絵画が相続されていたようです。本来であれば税務署がこの価格にしましょうと価値を決めて相続人に認めさせるのが通常です。しかし今回のケースである美術品に関しては上がっている可能性もあり、それなりの金額が出ると思って専門家へ鑑定の依頼をしたようです。

結果はというと・・・まさかの購入価格の1/20の評価額で終わりました。1千万円にも届かなかったのです。なぜかというと、小さな傷やカビなどの保存状態の悪さがあったためで、結局税務署職員も肩を落としたというお話でした。 これらのことから美術骨董品を所有する場合は保存状態を良い状態で保ちながら持っていた方が価値が落ちないということが学べます。当然といえば当然ですが、購入後は気を抜いてしまいがちのようにも思えるので、気を引き締めて骨董・美術品と向き合ってみてはいかがでしょうか?

サムライオークションでは状態の良いモノも多数出品されております。美術年鑑やネットなどの資料片手に気になったモノは是非入札しみてください。

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【綾小路きみまろが語る骨董品コレクターとは 】

こんにちは!《骨董品・美術品専門のオークションサイト》サムライオークションスタッフの利休です。

自身が骨董品コレクターである綾小路きみまろさんですが、何かモノを集めるという行為は「まるで想いを寄せるまだ見ぬ恋人に会いに行くような豊かな時間を過ごすことに繋がる」と語っています。

綾小路きみまろさんが骨董品コレクターになったきっかけとしては「自分が生きてきた時代の中で、あるひとつのモノが紛失することなく存在し続けている」ということに興味を持ち、器などを集め始めたそうです。集め始めたら、次のモノがほしい、全部ほしいとなっていく人がコレクターの素質がある人の特徴です。

集めなくてはという使命感よりも増えていくことの喜びが大きいようで、誰かがこんなに集めるのがすごい!なんてことを言ってくれるともっと買いたくなるようです。

骨董品の器などは、デパートに行けば同じような形の新しくて良いモノが売っています。その新しいモノを買うのではなくて古くて良いモノやもう二度と生産できないモノに触ることに価値があり、幸せがあるといいます。

コレクターの特徴としては、優しい人が多く、集めることで安心感を得られておしゃべり好きの人が多いようです。また、最初は大きいものを集めがちですが、段々と小さなものを集めるようになるそうです。

小さなものを集める理由としては「奥さんに煙たがられるから」だそうで、奥さんの理解をなかなか得られないのが骨董品コレクターの宿命でもあります。

コレクターの方はなかなか家族からの了承を得られず、肩身狭い思いをして集めていかないといけません。また、値段と価値も分かってもらえず非難される場合が多いようです。 小さいものを購入してこっそりと楽しむのか、家族の了承を得て大々的に楽しむかは家庭の事情により変わると思いますが、好きなことに向き合うのは大切な時間なので大事にしていきたいですね。

骨董・美術コレクターの皆さん、サムライオークションを覗いて新たな出会いを見つけてください。

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【オークションサイトで「吊り上げ(テコ)」を見極める】

こんにちは!《骨董品・美術品専門のオークションサイト》サムライオークションスタッフの利休です。

オークションサイトで、ついつい自分の想定額以上に入札を入れてしまい、どんどんヒートアップして、予算額以上の高値で落札してしまったことは、あるでしょうか。
これは、「吊り上げ(テコ)」行為をされている可能性があります。

「吊り上げ(テコ)」行為とは、出品者が複数のアカウントを所有して、価格を吊上げる行為です。
または、仲間同士グルになって行う場合もあります。

「吊り上げ(テコ)」行為かどうか、見極める判断材料は、いくつかあります。
① スタート価格のチェック。
② 出品者のページを確認する。
③ 入札で競っている相手を意識する。

① スタート価格のチェックとは・・・
スタート価格が極端に低い場合(1円・100円・1,000円)には、注意が必要となります。
これは、スタート価格を低く設定することで、入札を競い合わせていますが、出品者の希望価格に達していない時に「吊り上げ(テコ)」行為が入る可能性があります。
② 出品者のページ確認とは・・・
商品の出品数が少なく、なおかつ、同じ日に終了する商品が多い場合には、「吊り上げ(テコ)」の注意が必要となります。
これは、出品数を少なくして、終了を同じ日にすることで、「吊り上げ(テコ)」の管理を、しやすくしている可能性があります。
③ 入札で競っている相手の意識とは・・・
どのIDが、いくらまで入札しているか。
オークション中間 ~ 終了間際、特に評価数の少ないIDの動向には、見極めが必要です。

ただし・・・
・・・以上に注意したところで、オークションは"純粋に(正当に)"競っている可能性もあります。
自己の想定額を超える入札は、注意深く探りながら見極めましょう。

サムライオークションでは、安心して入札できる、健全なサイトを目指しています。
ご興味ある方は、ぜひ参加してみて下さい。

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<骨董品/美術品>で資産形成

<骨董品/美術品>は 実物資産です。
その資産価値は、人気による変動はあっても、希少性が高いほど価値は下がりにくいと考えられます。
万が一失敗して、納得いく価格で売却できない時は、観賞用として飾って置くことで、時代が経ち、その結果価値が上がる品も多いのが、<骨董品/美術品>の魅力であろう。

また、<骨董品/美術品>には贋作(偽物)が存在します。
贋作は本物よりも価値が低いので、某テレビ番組(鑑定団)に見られるような結果、"高買安売"となる場合が殆どです。

一方で、真贋無保証品を安価に手に入れ、それが本物だった時には、数百倍の価値に大化けなんてことがあるのも<骨董品/美術品>魅力であろう。

"高買安売"を避けるためにも、まずは自分が飾りたいと感じる物を、手ごろな価格で購入してみる事をお勧めいたします。

【想像力はネガティブにも働く《わが子を喰らうサトゥルヌス》】

こんにちは! 初心者大歓迎の《骨董・美術品専門のオークションサイト》サムライオークション、スタッフの利休です。

日本政府の借金は、今年1200兆円を超えました。世界ダントツのNO1。日本が1年間で生み出す生産財(GDP)の2倍を超えています。単年度の予算で考えても20年以上、国が1年間に支出するお金の1/3が毎年借金で賄われている事実があります。コロナ対策で借金は爆発的に増え続けています。

(財務省HP)

MMTなどの金融理論によって、先進国はいくら債務が増えても大丈夫だという考え方は、政府要人の中にもあります。金融業界のプロ達は、それぞれの立場によって、イケイケ型から不安を煽る人までさまざま。プロでも未来は全く予測できません。

『思考は現実化する』とは、どこかの啓蒙書のセールスコピーだったでしょうか。似た言葉に『人間が想像できることは、必ず実現できる』(ジュール・ヴェルヌ)や、『一念岩をも通す』という故事もあります。いずれにしても、人間の思念のエネルギーをポジティブに表しています。

想像することは、確かに強いエネルギーを生み出します。ただ、ある種の怒りや不安、妬みなども空想や思い込みから生まれることを思えば、人間の想像力は時に強力なネガティブパワーにもなりえます。金融市場は、実態経済以上に思惑や予測という名の『想像』によって、プラスにもマイナスにも変化し、ひとたび勢いがつくとなかなか止まらない巨大船舶のようなもの。凡庸な庶民としては、金融恐慌などが起こらないように祈るばかりです。

ローマ神話に登場する農耕神サトゥルヌス(ギリシャ神話のクロノス)は、時をつかさどる神。農業の神様が時をコントロールする設定に、深い含意を感じます。自らの父親を鎌で去勢した後に殺したサトゥルヌス(ちなみに、去勢された男性器から誕生したのがヴィーナス)。死にゆく父親ウラノスから、『おまえも自分の子供に殺されるだろう』との予言を与えられ、その言葉から勝手に想像をたくましくして恐怖におののいた結果、自らの子供5人を食らうという暴挙に出ます。

《我が子を食らうサトゥルヌス》は、ゴヤ(1746〜1828年)晩年の連作「黒い絵」の中の1点。予言という不確かな未来予想から、自らの子供を殺してしまうサトゥルヌスは、真に大切なものを理解していない愚かさの象徴として、あるいは想像力の誤った使い方による悲劇として、読み解くことができます。

スペイン国王に仕える宮廷画家でありながら権力者に媚びず、風刺画を通じて一般民衆に真理や正義を問うたゴヤの作品の中で最もインパクトがあり、同時にさまざまなインスピレーションを与えてくれる絵画だと思います。