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ソール・ライターがブームになっているようです。渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催された2回目の回顧展が、盛況の中3月8日に終了し、4月から京都の美術館「えき」にて巡回展示されます。
《▼美術館「えき」KYOTO・特設コンテンツ》
ソール・ライターは、1950年代にファッション・フォトグラファーとして、当時最先端だったニューヨークの広告業界で大成功を収めましたが、58歳の時に突然仕事を辞めてしまいます。当時のアシスタントの女性の言葉からは、ある日の仕事現場でふらっと席をはずして、そのまま撮影現場に戻って来なかったそうです。それまで蓄積されていた広告業界への失望のようなものが、溢れかえってしまったのでしょうね。
その色彩感覚や構図、モチーフの切り取り方など、彼の写真そのものの魅力もさることながら、映画にもなっている彼のライフスタイルと言葉が、若い人の間で注目されています。社会的な名声や経済的な豊かさよりも、自らの気持ち、好きな生き方を選択する意志が共感されているようですが、本当の才能に恵まれたアーチストとはいつの時代でも、自ら意識せずとも、そのようにしか生きられないと、そんな風にも思います。アーチストをめぐる悲劇的なストーリーは沢山あります。
技術の進化で誰もが手軽に、魅力的な写真を撮れる時代になっています。同時に写真を身近なアートとして楽しむ人が増えているようです。フランス発のアート写真専門店も注目されています。
YELLOWKORNER
YellowKorner Japan | フランス発のアートフォト専門ショップ
サムライオークションには、まだ出品はありませんが、手軽に楽しめるアート写真の世界もなかなかに魅力的です。