【エリザベス2世の肖像画を描いたピエトロ・アンニゴーニ】

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2022年9月8日、静養先のスコットランドでエリザベス2世がお亡くなりになりました。96歳で在位期間は70年を超え、イギリス史上最高齢かつ最長在位の君主でした。 今回はエリザベス2世の肖像画を描いた唯一のイタリア人画家「ピエトロ・アンニゴーニ」がエリザベス2世を描くことになった経緯を紹介していきます。

ピエトロ・アンニゴーニ(1910〜1988)は20世紀半ばの最も偉大なイタリア人アーティストの1人であり偉大な肖像画家です。

幼少期から卓越した才能を示していて、芸術アカデミーに通い、フェリーチェ・カレナの絵画、ジュゼッペ・グラツィオージの彫刻、セレスティーノ・チェレスティーニの彫刻などを作り卒業しました。1954年にエリザベス2世の肖像画を描く依頼が来た時は最初は冗談だと思い本気にしていなかったようです。しかし、それらはすべて真実であったようで、その後16回も女王とセッションしました。

そして、素晴らしい肖像画を描き、女王に渡しました。批評家からは「権威的」と不評でしたが、大衆からは熱く支持された肖像画です。 その後、彼は1961年にジョン・F・ケネディ大統領を描くために選ばれたりと1960年代から1970年代にかけて世界中の著名人を描き続けるようになったそうです。

エリザベス女王のご冥福をお祈りいたします。

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