【映画『アートのお値段』が面白かった】

こんにちは!《古美術専門のオークションサイト》サムライオークションです。

11月、渋谷のユーロスペースで『アートのお値段』という映画を観ました。ジェフ・クーンズ、ゲルハルト・リヒター、ジョージ・コンド、ラリー・プーンズなど、現代美術のビッグネームのほか、サザビーズやクリスティーズなどのトップオークショニア、美術評論家やキュレーター、ギャラリスト、そしてコレクターとオールスターキャストが登場する現代アート業界のドキュメンタリー映画です。

それぞれがかなり本音で語っており、とても刺激的でした。最もショックを受けたのは、過去クリスティーズにも在籍していた現フィリップス会長であるエド・ドルマンの発言。過去の作品は増えることがなく、市場が広がらないとわかった時、市場を広げるために現代アートに着目し、オークションが現代アート市場を作り出したんだ、という発言。それを裏付けるような事実が有力者達の口から次々と語られていきました。

現代アート市場への真摯な批評であり、美術オークションという存在の一面を正確に描いていると思います。アートとは何かを考えてしまう映画でとても勉強になります。まだご覧になっていないアートファンの方は、機会があればぜひご覧ください。 サムライオークションは、日本の古美術市場を健全で開かれた楽しい場所にしていくこと目指しています!

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