【中村不折のターニングポイント】

こんにちは!《古美術専門オークションサイト》サムライオークションです。

夏目漱石の処女小説『吾輩は猫である』の挿絵画家としても知られる、中村不折(なかむら・ふせつ/1866年〜1943年)。明治、大正、昭和に活躍したバラエティに富んだ作品を残したアーチストです。

古美術マーケットでも根強い人気を維持しており、特に書画は定期的に販売されています。サムライオークションでも過去に作品を公開。今年も多くの落札情報を目にして、当オークションでも注目しているアーチストです。

洋画家、書家とプロフィールに書かれる事が多いですが、日本画も巧みで水墨画なども古美術市場に出品されています。

洋画家としてキャリアを積んでいった不折は、1895年に正岡子規とともに日清戦争に従軍記者として中国に赴任します。そこで書に出会ったことが自身のターニングポイントとなり、書道研究に傾倒するようになります。

中国赴任中のこの時、不折は中国、朝鮮半島を巡り、漢字成立を解明するような考古学資料を入手し、そのまさに古典から影響を受けて、独特の斬新な書風を身に着けていきました。

その後、1908年に発表された『龍眠帖』は、書道界に一大センセーションを巻き起こします。そのデザイン性の高さと親しみやすさから、不折の文字は店名や商品名のロゴに用いられることも多かったようで、『新宿中村屋』の看板文字や清酒『日本盛』、『信州一味噌』のロゴマークに、不折の仕事の足跡を今も身近に見ることができます。

1936年に台東区根岸の旧宅跡に、私財にて書道博物館を開館し、現在も開業中(現在は台東区立で運営)。JR鶯谷駅から徒歩5分です。重要文化財12点、重要美術品5点を含む東洋美術史上貴重な文化財展が展示されているので、書に興味がある方は、ぜひ一度訪ねてみてはいかがでしょうか。

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書画に強い古物商の皆さん、ぜひサムライオークションをご活用ください。

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