【フェルメールとは?生い立ちや作品の魅力や代表作について】

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フェルメールとは、17世紀を代表するオランダの画家です。1632年にオランダのデルフトという場所で生まれ、15歳で画家に弟子入りしました。

20代で父の家業を継ぎ、結婚もしました。画家と父の継いだ家業の二足のわらじを履く生活をはじめたのですが、フェルメールは存命中よりも死後に評価が高くなった画家で、借金の記録が残っているなどフェルメール一家は決して裕福な生活を送っていませんでした。1672年にフランスがオランダに侵攻したことでオランダの経済状況が悪化し、フェルメール一家の生活は破綻。家と店を失ったフェルメールはその3年後の1675年にデルフトにて亡くなりました。

フェルメールの生きていた17世紀のオランダは、貿易、科学、軍事、芸術などの様々な面で世界中から評価を受けた「オランダ黄金時代」と呼ばれる時代でした。市民はほとんど中流以上の生活ができていたようです。

フェルメールは光の表現に長けていた画家で、当時「光の魔術師」という異名がつけられたほどです。フェルメールは17世紀にはとても人気で高い地位を得ていましたが、18世紀には存在感を薄めました。

フェルメールの魅力が再発見されて、人気に火が付いたのはフェルメールが亡くなって200年後の1880年代後半のことです。

理由としては、フェルメールの作品数自体が生涯で30〜40点しかなかったことや18世紀はロココ美術と呼ばれる華やかなアートが盛んだったことが挙げられます。 フェルメールの代表作である「真珠の耳飾りの少女」は一度見たら忘れることができない絵画でレオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」に対抗して「北方のモナリザ」と呼ばれています。

日本でもとても人気のあるフェルメールですが、残された資料が少なくまだまだ謎の多い画家です。その謎が、作品の神秘性を高めてより魅力的にしてくれているのかもしれません。

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