【入札価格は、自らの価値観や審美眼の表明】

こんにちは!《古美術専門オークションサイトサムライオークションです。 

骨董・古美術品に関わらず、競売市場では競りが行われます。この競りの面白さについて、考えてみましょう。

市場では、希望の商品が出品されると、購入希望額を指定して入札します。

サムライオークションでは、最低出品価格は《1,000円》、最低入札単位はなんと《100円》。だから若い方でも、気軽に希望の商品に対して入札できるわけです。

他のオークション参加者が、自分の入札額を上回る入札を行った場合、再度入札を行い入札額を競り上げることができます。

この時、商品の《入札価格》は、完全なる客観的な指標として機能しているのですが、商品の《価値》とはどのように測られているのでしょうか。

これは、《完全なる主観》によって測られている、ということになります。

つまり、最もその商品に価値を見出した入札者が商品を手に入れる、ということです。(実際には経済力ももちろん関係しているのですが(^_^;))

経済力が同等の人間が競り合う場合には、これはとてもフェアなシステムだと思います。

その出品作品に最も価値を見出し、最も必要としている入札者が誰なのか、入札額という客観的な指標で、気持ちや価値観という目に見えない主観的な気持ちを、公平に測ることができるからです。

投資目的など、単にお金もうけのためにオークションを活用する場合でも、これは同様です。入札価格という客観的な指標を使って、自分の主観的な価値感を表明するということ。 工業製品ではない美術品だからこそ成立する世界ですが、自らの価値観や審美眼を競り合っていると考えれば、応札するのにもだいぶ気持ちが入りそうですね。

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