【歴史を身近にし、リアルな空想の世界へと旅立つ】

こんにちは! 初心者大歓迎の《古美術専門オークションサイトサムライオークションです。

今や本家のAKBよりも、メディアでの露出が増えている乃木坂46。

『コンセプトがない』ことをコンセプトにし、ミッションが『AKBのシャドーキャビネット』など、当初よりユニークなマーケティングが標榜されており、秋元康恐るべしなのですが、この『乃木坂』のいわれについて、若いファンの皆さんはどのくらい認識しているのでしょうか。

『乃木坂』は、かつてこの地に住んでいた大日本帝国陸軍の大将、乃木希典(のぎ・まれすけ)の殉死を悼んで1912年(大正元年)9月に命名されました。

乃木希典は、軍人としての功績には議論の余地があるようですが、武士道精神を有する日本人として、同時代に生きた人々にとっては、大変魅力的なカリスマだったのだと思います。

その乃木希典による肉筆の掛軸がサムライオークションに出品されています。

→乃木希典:軍事郵便:消息:肉筆

https://samurai-auction.com/exhibition_detail.php?ex_code=571

乃木希典が渡部鼎(わたなべ・かなえ)少佐(手紙発送時点)に送った、軍事郵便です。著名な軍人の達筆な手紙は、書として再構成され、立派な掛軸として成立しているのがおもしろいですね。

おそらくは、乃木大将のファンであったであろう蒐集家が、その直筆書類を入手し、横軸に表装したのだと思います。

乃木希典について興味をお持ちの方はもちろん、この軍事郵便を掛軸に仕立てたコレクターについても、どのような気持ちでこの書を眺め、大切にしていたのか、想像するのも楽しいです。

歴史上の人物の足跡を身近にすることで、一気にリアルな空想の世界へと旅立つことができます。 これが骨董・古美術の持つ、大きな魅力のひとつですね。

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