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美術品、骨董品の基本用語について、不定期にご紹介しています。今回は、浮世絵の種類について、まとめてみました。ご参照ください。
【役者絵:やくしゃえ】
江戸時代に老若男女を問わず、町人から武士まで夢中になるほどの人気を誇った娯楽が〈歌舞伎〉です。浮世絵も歌舞伎人気と連動して、〈役者絵〉が大量に制作されるようになり、最も人気のあるジャンルになりました。
→歌川国貞・「誠忠義士伝」は「大高源吾忠雄 河原崎権十郎」
【武者絵:むしゃえ】
歴史上有名な英雄や武将、物語に登場する豪傑を描いた作品ジャンル。江戸後期に売り出した、歌川国芳の武者絵は、臨場感が高く人気がありました。江戸時代には、織田信長・豊臣秀吉の時代とそれ以後の武将を描くことは、幕府から禁止されていました。
→歌川国芳・「源平盛衰記」「加賀国安宅合戦」
【物語絵:ものがたりえ】
日本や中国の歴史や古典を題材に、勇猛な武者よりも物語にフォーカスされた作品。平安時代に書かれた「源氏物語」の一場面を描いた歌川広重のシリーズなどがある。
→歌川国貞・「阿漕の平次」
【名所絵:めいしょえ】
江戸時代には、江戸と各地を結ぶ街道が整ってきました。街道沿いに宿場ができ、長旅をする人が増えると、お土産の需要ができ、それに応えて名所を描いた浮世絵が描かれるようになったようです。
→歌川広重・「両国大花火」
【相撲絵:すもうえ】
相撲も江戸時代に人気の高かった娯楽のひとつです。相撲人気に合わせて、多くの相撲絵が制作されました。
→月岡芳年・「新撰東錦絵」「神明相撲闘争之図」
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