【『見立てるチカラ』から暮らしの豊かさが生まれる】

こんにちは!《古美術専門オークションサイト》サムライオークションです。

私たちは「あの人はセンスが良い」、「彼にはセンスがある」という言い方をよくします。

この「センスとは、何でしょうか? ファッション・ビジネス・料理など何にでも使われますよね。解釈はさまざまあると思いますが、古美術専門サイトのサムライオークションらしく、ここでは骨董・古美術分野でのセンスについて考えてみます

これは、ズバリ『見立てるチカラ』と言えるのではないでしょうか?

『見立て』とは、辞書的に言えば、

《見てよしあしを決めること、選定すること、診断、趣向、思いつき、ある物を別のものと仮にみなして表現すること、なぞらえること》(三省堂 大辞林)です。

これはシンプルに『市場に出品されている作品を見て、よしあしを決める』能力とも結びつけられますが、ここでは『なぞらえる』チカラとして置き換えてみます。

例えば、備前焼の湯呑茶碗を花器に見立てて、花を飾って楽しむ…。利休が竹を切ってそれを花器にした話は有名ですよね。

枯山水の庭園では、敷かれた小石に流れを作って水面を表し、大きな石を海に浮かぶ島に見立てて、広大な世界観を表現します。

桂離宮では池に赤松を植え、石橋とのつながりを天橋立に見立てたり…要は想像力ですね。陶器にしろ、竹細工にしろ、本来の役割とは別のものとして使えそう、別のものに見立てたら楽しいという発想から、暮らしの豊かさが生まれてくるのだと思います

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