【初心者のための、骨董・古美術用語紹介スタート!】

こんにちは!《古美術専門のオークションサイト》サムライオークションです。

骨董・古美術の世界には、蒐集家や販売業者などプロの間で使われる独特の俗語や隠語のたぐいが多くあります。今後こちらのコラムでも、折りにふれてご紹介していきたいと思っています。

今回は、はじめての骨董・古美術用語紹介ということで、初心者の方向けの基本用語をとりあげます。

【初・うぶ】

これまで骨董・古美術市場に出品されたことがない骨董・古美術品のこと。

・使用例▶『この古伊万里は、《うぶ》いね』など。

【初出・うぶだし】

例えば地方の旧家など、その蔵に長く眠っていた骨董・古美術品などが初めて世の中に出る時に使われる言葉。プロが査定のために呼ばれて行って買い取る時や、市場でも頻繁に使われます。

・使用例▶『資産家から《うぶだし》の備前焼を大量に買い取った』など。

【初荷・うぶに】

一般のご家庭などから、初めて市場に出された骨董・古美術品などを指して使う言葉。プロの骨董・古美術商からはその価値が期待されたり、喜ばれることが多いです。

【新物・あらもの】

陶磁器など、古いものに似せて作られたもの、古いものではないことを指します。ニセモノに対して、否定的なニュアンスで使われることが多いです。同義語に【今出来・いまでき】があります。

【井戸茶碗・いどぢゃわん】

朝鮮王朝時代に制作された陶磁茶碗のうち、侘茶に使われる朝顔型の茶碗を指します。古来茶人の間では、最高位の茶器として珍重されてきました。

その特長から、大井戸、小井戸、青井戸、井戸脇などに分類されます。

鑑定のためのいくつかのポイントがありますが、意図的にその特長をまねて作った新物も多いので気をつけましょう!

井戸茶碗は、入門者の方が骨董の奥深さを知るために、最適なジャンルです! ぜひ井戸茶碗から、骨董・古美術の世界に飛び込んでください。

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