【《益子WEB陶器市2020年秋》で感じるアフターコロナの可能性】

こんにちは!《骨董品・美術品専門のオークションサイト》サムライオークションスタッフの利休です。

《用の美》という言葉をご存知ですか? 民芸運動の提唱者として知られる柳宗悦(やなぎ・むねよし/1889〜1961年)が語った言葉として紹介されますが、《機能美》のこと。純粋な機能を持った道具は、使われている時が美しいということ。その意味で、私が思い浮かべるのは益子焼です。

陶芸家の一品もありますが、ゴツゴツ、ぼってりといった表現がぴったりの益子焼は、お値ごろでバリエーション豊富。日常使いにピッタリです。毎年、春秋に開かれていた陶器市は、半世紀以上の歴史があり、益子町ぐるみの庶民的なお祭りとして有名ですが、今年は新型コロナの影響で春、秋ともに中止となりました。

その変わりに、実施されたのが《益子WEB陶器市2020年春》。この春、初めて開催されたところ想定の倍以上の売上を記録したそうで、秋は規模を拡大して開催されるそうです。

《▼《益子WEB陶器市2020年秋・10/31〜11/10》

https://toukiichi.mashiko.online/

http://blog.mashiko-kankou.org/ceramics_bazaar/

実際の陶器市に何度か遊びに行ったことがあるのですが、あの町全体のお祭りのような賑わいはネットでは味わえないなと否定的な印象でしたし、そもそも陶器は質感や重さがWEBでは伝わらず、ネット販売には不向きとされています。しかし、リアル陶器市が、栃木県内外から年間平均60万人の来場者に対して、春のWEB陶器市へのアクセス数は、約57万アクセス。単純に比較はできませんが、オンラインとリアルの陶器市が相互に補いあって、益子焼きの町が新時代の可能性を見せてくれているように感じます。 サムライオークションは陶磁器の出品は多くないのですが、DX(デジタルトランスフォーメーション)時代の到来に合わせて、今後は陶磁器も積極的にPRしていきたいと思っています。

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