古着や中古品などであれば、街の古物買い取り店に行ったりオークションサイトなどで調べれば、おおよその買い取り相場は分かりますが、骨董品はどのよう調べるのでしょうか。同じように古物買い取り店に行けば教えてくれるのでしょうか。
そもそも骨董品って?
ここで、そもそもの話として骨董品は一般の中古品などとは違うのでしょうか。国ごとに微妙にニュアンスは違いますが、実は世界的な定義はWTO(世界貿易機関)でも定めており、製造された時点から100年を経過した手工芸品や工芸品・美術品などとされています。一方で、日本語では少し異なった意味も含まれており、国語辞典にはこのように書いてあります。
・美術的な価値や希少価値のある古美術品や小道具箱
・古いだけで実際の役には立たなくなったもの
これらを要約すると、古く実際の役には立たないが希少価値のある古美術品等を骨董品と呼ぶということが分かります。また、「古い」という定義については厳密に100年以上と決まっているわけではなく、実際には100年未満の古物でも骨董品と呼んでいる場合もあるようです。
骨董品の価格はどうやって決まるの? 骨董品は現在生産された流通する商品ではなく、ほとんどが一点物のため定価というものが存在しません。あくまで取り扱い業者間で形成された相場価格がおよその価格となります。そのため、一般の人が骨董品の価格を調べることは非常に困難で、経験や知識を持つ専門家に頼むのが一番確実と言えそうです。