【日本の骨董品「焼物」について】

こんにちは!《骨董品・美術品専門のオークションサイト》サムライオークションスタッフの利休です。

日本の代表的な骨董品の一つが「焼き物」です。

そもそも日本で一番古い焼き物は、青森県太平山元で発掘された1万6500年前の縄文土器といわれています。時代ごとにおいて特徴的なデザインや柄があったり、日本の各地域によってオリジナル性の高い作品が数多くあります。各地方ごとにたくさんの種類の焼き物がありますが、今回は代表的な3種類について紹介します。

・有田焼(ありたやき)

誰もが一度は聞いたことがあるであろう代表的な焼き物です。

佐賀県有田町を中心に焼かれた磁器です。陶器よりも割れにくく硬質な焼き物となっていて、肌触りがとても滑らかなのが特徴です。 有田焼は、透明感あふれる白磁に色鮮やかな絵付けが魅力となっています。

・瀬戸焼(せとやき)

愛知県瀬戸市を中心に焼かれた物の総称をいいます。

よく食器のことを「セトモノ」と呼んだりしますが、この呼び方は瀬戸焼からきているようです。幅広い種類の陶器を作ることができて、黒っぽくならずに白い焼き物を作ることができるのが特徴です。当時では唯一の釉薬がかかった焼き物で素焼きと比べて耐水性に優れて色の幅が広がります。そのため実用食器として好まれて東日本を中心に広がっていきました。 1000年以上の歴史を誇る日本人が長く愛用してきた焼き物の一つでもあります。

・美濃焼(みのやき)

岐阜県東濃地域を中心に焼かれた焼き物のことを指します。

岐阜県東濃地域は日本一の陶磁器の産地として知られていて、生産量は日本全体の約60%にもなります。時代、人々の好みに合わせて釉薬を開発し、技術を築き様々な形、色彩の焼物を誕生させてきました。そのため、美濃焼とは「このような焼物」とひとつを示さず、様々な技法を持つことだと言われています。

一般家庭やお店でもよく使われている食器類になります。私の実家は岐阜県で、食卓に並んでいたお皿は美濃焼だったんだと今更ながら思い、どんな作りだったのか気になるところではあります。笑

皆さんもお気に入りの焼き物を見つけて、コレクションしてみるのも楽しいかもしれませんね。

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