《勝川春朗(葛飾北斎)「松に鳶」絹本 肉筆 額装》

北斎は安永七年(1778)、19歳で役者似顔絵の第一人者・勝川春章に入門したとされ、その翌年には「勝川春朗」の名で浮世絵界にデビューしました。この「春朗」を名のった20歳から35歳までの約15年間は、北斎の70年に及ぶ全画業の中で習作期と位置づけられ、勝川派以外の様々な画派の表現も貪欲に吸収し、画技の研鑽に努めた時期です。

額 約 51cm × 35.5cm × 2.5cm

額装:ガラス板

本紙 約 40.5cm × 15.5cm

経年の痛み、汚れ有り

管理:S708-8